最果ての地へ続く道
進路は南へ。車の窓をあけて、錦江湾沿いの道をひた走る。南大隅町は、鹿児島市が位置する薩摩半島と海を挟んで向かい合う。気持ちのいいワインディングロードを、南の空に高く登る太陽を追いかけて走る。
北緯31度線を超えて佐多岬の入り口へ
北緯31度線が通っていることを示すモニュメントを過ぎると、巨大なガジュマルが枝を広げるエントランス広場に辿り着いた。観光案内所、トイレ、展望台などの施設が充実している。広場の海側にはバリアフリー仕様の展望台があり、ここから眺める南海の風景も荘厳。太平洋に向かって弓なりに突き出した岬の先に、白い灯台の姿が見える。
- 佐多岬ロードパーク・北緯31度線
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本土最南端の佐多岬へ通じる豪快なドライブロード(無料)。園内は、ビロウやソテツなどの亜熱帯植物が覆い茂り南国気分たっぷり。途中、北緯31度線が通っており、モニュメントが目印です。
駐車場:あり
料金:無料【スポット情報】佐多岬ロードパーク・北緯31度線
- 佐多岬観光案内所
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売店・休憩スペース・トイレを備えた観光案内所。佐多岬灯台の歴史資料や図録等が展示されているほか、ねじめびわ茶をはじめとした町の特産品や、観光パンフレットも豊富に取り揃えております。
【スポット情報】佐多岬観光案内所
- 日本本土最南端証明書
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佐多岬を訪れた方へ「日本本土最南端証明書」を無料で発行しております。南大隅町の旅の記念にぜひお持ち帰りください。
【スポット情報】日本本土最南端証明書
ここから灯台近くの展望台までは、約600メートル。ゆっくり歩いて25分の距離だ。ふたたび靴紐を結びなおしたら、長い長いトンネルの先を目指す。ひんやりとした空気が流れるトンネル内に、希望に満ちた靴音が響く…。
<後編へ続く>